日米による中国侵略戦争を阻止! その核心として沖縄・琉球弧の軍事基地化を阻止しよう! そして全国の基地撤去、改憲と戦争を進める岸田政権を倒そう! https://www.facebook.com/Turbiditycurrent/
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2022年6月10日
防衛大臣 岸 信夫 様
防衛大学校長 久保文明 様
ミャンマー国軍士官及び士官候補生受け入れ中止要請
改憲・戦争阻止!大行進 神奈川
改憲・戦争阻止!大行進 横須賀
神奈川労組交流センター/
三浦半島教育労働者部会
私たちは、ミャンマー国軍の士官及び士官候補生の受け入れを直ちに中止することを要請する。
2015年以降、日本政府はミャンマー国軍の士官及び士官候補生を受け入れてきた。
一方、ミャンマー国軍は、少数民族ロヒンギャへの人道に対する罪や大量虐殺に当たる行為を犯してきたうえ、2021年2月のクーデター以降、ミャンマーの治安部隊などは民間人に対して大量殺害、拷問、恣意的な逮捕、無差別攻撃など人道に対する罪や戦争犯罪に相当する深刻な暴力を行使してきた。
これまでに130人の子どもを含む1800人以上を殺害し、13,000人以上を拘束した(政治犯支援協会による)。さらに55万人以上の人々の住まいを奪い避難を強制し、人道支援が届かないよう妨害もしている。
ミャンマー国軍との強い結びつきを持つ日本政府でさえ、ミャンマー国軍による「非武装の民間人」への軍事力の行使を非難し、6月、国会で「ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し、民主的な政治体制の早期回復を求める」決議を可決した。
防衛大学校が士官及び士官候補生を受け入れ、軍事訓練・教育を継続することは、日本政府の公式な態度にも反する。
ミャンマーへのODA支援と相まって、ミャンマー国軍士官及び士官候補生の受け入れ継続は、ミャンマー国軍による民間人の大量虐殺、人権侵害に対する明らかな加担である。
この行為は、学校長が述べる「自衛隊の使命は、国民の命と財産、領土、そして平和な暮らしを守ることです」(防衛大学校HP)という言葉を空虚にし、防衛大学校の教育内容に疑問さえ生む。
まず、日本政府が行っている国軍への資金援助を全面的に即刻中止するべきだ。
その上、マグウェイ空軍基地周辺地域で、ミャンマー国軍は無差別空爆の可能性を含む略式処刑、放火などの残虐行為を行い、5万人以上の民間人を居住地域から追い出した。この深刻な人権侵害と虐殺に関与したミャンマー空軍副司令官を務めている中佐を、航空自衛隊幹部学校で訓練・教育をしたことについて、日本政府はミャンマー人民に対する謝罪と被害回復の援助を行うべきだ。
何よりも、ウクライナの避難者に対しては政府専用機まで出して保護している対応と比較すれば、余りに不公平、非人道的な対応であり、ダブルスタンダードは、民主主義さえ自ら破壊する行為だ。全国そして全世界の人々の日本政府、防衛省、防衛大学校への信頼を失うことになる。
日本政府はミャンマー国軍への一切の支援を中止すること。とりわけ、防衛大学校長の責任と権限において、ミャンマー国軍の士官及び士官候補生の受け入れを直ちに中止すること。