横須賀所属の米イージス駆逐艦ラファエル・ペラルタの石垣入港というニュースを知り、即座に米第7艦隊司令官に入港中止を申入れ、石垣島に駆けつけました。沖縄民権の会、千葉合同労組と4人で、檄布と動労千葉関委員長の全港湾にむけたメッセージを携えて行ってきました。

石垣島など八重山諸島は、沖縄戦でマラリア発生源に強制異動させられ3600人余りの命が日本軍によって奪われた島々です。今回の反対の先頭にたった山里節子さんもマラリアに罹患し、7才の時にはお母さんを亡くし、日本軍は住民を守らないということを体験されました。

山里節子さんは、今回米兵を「1人も上陸をさせない」と激しく檄をとばされ、先頭で闘われました。現場では私たち4人と住民の会の皆さんでバスの前に立ちはだかって闘い抜きました。

 　石垣島への自衛隊ミサイル基地建設に対して、住民は3人に1人の署名を集めて住民投票の実施を要請しました。ところが市議会は否決し、これを不当として裁判に訴えたところ最高裁で敗訴という住民の意思は2重3重に叩き潰されてきました。その上、米艦船が民間港に入港し、好き勝手に軍事利用するというのです。

　全港湾沖縄地本の傘下の全港湾八重山部会が50名で全面ストライキに立ち上がりました。住民の闘いと完全に一体のものとして重要な闘いでした。

　右翼新聞の八重山日報は全港湾ストを「住民生活『人質』の暴走」と非難し、12日には石垣市議会がスト解除決議を13対8で可決するという異常な攻撃がかけられました。

「ストが住民の命やくらしに深刻な影響を及ぼしている」いう攻撃に対して、全港湾は11日午後1時から13日午前9時までストライキを貫徹しました。住民の命や暮しに深刻な影響を及ぼしているのは日米政府による中国侵略戦争そのものです。

全港湾の渾身の決起を支持し交流をもてたことは今後のたたかいにとっても貴重なものでした。

　また、日米の中国侵略戦争を阻止するために、石垣島の闘いに連帯し、首都圏、特に主体的には、横須賀基地を麻痺させるような反基地闘争の爆発をつくり出すことが必要だと改めて決意を固めました。4・28に全力で結集しましょう。

 

「戦車は動けない」ー北ベトナムの日本人女性歌手ー「戦車は動けない」北ベトナムの日本人女性歌手